持続可能な開発目標 (Sustainable Development Goals: SDGs)
のためのロバストな農業・食料生産
2019年9月5日(木)
13:50~17:20
北海道大学 学術交流会館 講堂
持続可能な開発目標 (SDGs) は,2015年9月の国連サミットで採択された2016年から2030年までの国際目標です。これは,持続可能な世界を実現するための17のゴールと169のターゲットから構成され,特に第2ゴールの「飢餓をゼロに」を達成するためには,ロバストで(安定した力強い)強靭な農業・食料生産のシステム構築が不可欠です。
本シンポジウムでは,生産者や食品流通業者、そして消費者や小売業者にわたる情報共有の考え方と仕組み、世界の農業と食料生産の課題と農業工学の役割、および食品ロスと食品廃棄物に着目した食の安全システム、コミュニティベース精密農業ついての学術交流を通じて、市民とともに取り組むSDGsの活動進展に貢献します。
【主催】
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農学委員会・食料科学委員会合同 CIGR分科会
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日本学術会議 農学委員会・食料科学委員会合同 農業情報システム学分科会
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日本学術会議 農学委員会・食料科学委員会合同 食の安全分科会
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国際農業工学会
後援:北海道大学農学研究院
プログラム
総合司会:清水 浩(日本学術会議連携会員、京都大学大学院農学研究科教授)
13:50-14:00 開会挨拶
石塚真由美(日本学術会議会員,北海道大学大学院獣医学研究院教授)
14:00-14:40 基調講演「日本学術会議のSDGsに対する取り組み」
渡辺美代子(日本学術会議副会長,国立研究開発法人科学技術振興機構副理事)座長:安永円理子(日本学術会議連携会員,東京大学大学院農学研究科准教授)
14:40-15:20 「変貌する農業において経済的発展を成し遂げるためのエンジニアリングの果たす役割-国際的展望」
Umezuruike Linus Opara,国際農業工学会(CIGR)会長,ステレンボッシュ大学,南アフリカ
座長:小川幸春(CIGR Section VI委員,千葉大学大学院園芸学研究科准教授)
15:20-15:40 休憩
15:40-16:20 「国際連合食糧農業機関(FAO)と世界の食の安全-食品ロスと食品廃棄物に着目して」
Charles Boliko,FAO日本リエゾンオフィス代表
座長:川村周三(日本学術会議連携会員,北海道大学大学院農学研究院研究員)
16:20-17:00 「コミュニティベース精密農業の試み」
澁澤 栄(日本学術会議会員,東京農工大学卓越リーダ養成機構特任教授)
座長:近藤 直(農業食料工学会会長,京都大学大学院農学研究科教授)
17:00-17:20 国際農業工学会第20回世界大会2022 in 京都について,閉会挨拶
野口 伸(日本学術会議連携会員,北海道大学大学院農学研究院教授)